秒速5センチメートル

を見ました。何かの予告編で記憶の片隅に残っていたのかな。TSUTAYAにいったら新作アニメの所にあったので割と迷いなしに手に取る。他にFREEDOMの新しいヤツをば。
「秒速」、純粋にとても感動しました。
第1章の半ばぐらいで村上春樹の「国境の南、太陽の西」をかんじ、その後の展開も大筋それとダブっていると思いました。けちを付けたい訳ではなくデジャヴな展開だとして、でも逆に最後をどうまとめるのかとドキドキしましたが、、うぅ、、救いがない…。あまりに切な過ぎる終わりかた。
監督とほぼ同世代だからか途中で出てくる小物にも共感がもてますた。(失業保険の申請書じゃないよっ!!)。スーパーファミコン、ジャンプの「ラッキーマン」とかいろいろ。そう。さらに言えば今どきの中高生には当たり前かもしれないけどケータイなんてない時代だったのです。。電車で東京から茨城にいくのは中学生くらいにはとっても大冒険なのかなと思う。自分もその頃は田舎に住んでいて国道の向こう側はホントに向こう側の世界だったし。
もし雪で電車が遅れるハプニングがなく、お互いの心の準備どおりに時間が進んでいれば出会うべき人としてきちんと出会えていたのかな。。あぁ〜。。せつない。。
「男女における運命の出会いは一生の間に3回ある」と聞いたことがあり、きっとそうだろうと自分でも思っているのでその言葉をこの映画における救いにしました。うほ。
映画を見終わった後にアマゾンでカポーティ「The Grass Harp」をお買い上げ〜。
あかり(ヒロイン)は無事に思春期を通り抜けたってことなのかな。