坂の上の雲の向こうには。。

大政奉還(1867年)の27年後に日清戦争(1894年)。そしてその10年後に日露戦争(1904年)。合計して37年。
で、太平洋戦争の終わりが1945年。日露戦争から数えると41年が流れている。
終戦からバブル崩壊を1990年として45年が過ぎる。
一つの「時代」が過ぎるのに大体4〜50年といったところなのだろうか。歴史は好きなのでいろいろと本を読む。日本史は司馬遼太郎あたりがおきにいり。維新を描いた「竜馬がゆく」。その後の西南戦争を描いた「翔ぶが如く」。明治維新の集大成ともいうべき日露戦争を描いた「坂の上の雲」。この3シリーズを読むだにあぁ日本ってけっこうスゴイじゃぁないですか!と思う。
その後どうして凋落してしまったのかと常々思うがやはり手に取る本はスペクタクルを求めてどうしても太平洋戦争開戦後を描いたものばかりだった。
この本はドンパチがあるわけじゃないので退屈といえば退屈なのだが、人生そればかりでもないと思える歳wになるとこういった本にも手を出せるようになりました。なかなか興味深かったです。


大正デモクラシー





■目次
はじめに――帝国とデモクラシーのあいだ
第1章
民本主義と都市民衆
1 日比谷焼打ち事件と雑業層
2 旦那衆の住民運動
3 第一次護憲運動と大正政変
4 民本主義の主張
5 「新しい女性」の登場
第2章
第一次世界大戦と社会の変容
1 韓国併合
2 第一次世界大戦開戦
3 都市社会と農村社会
4 シベリア出兵の顛末
第3章
米騒動政党政治・改造の運動
1 一九一八年夏の米騒動
2 政党内閣の誕生
3 「改造」の諸潮流
4 無産運動と国粋運動
5 反差別意識の胎動
第4章
植民地の光景
1 植民地へのまなざし
2 三・一運動と五・四運動
3 植民地統治論の射程
4 ワシントン体制
第5章
モダニズムの社会空間
1 関東大震災
2 「主婦」と「職業婦人」
3 「常民」とは誰か
4 都市空間の文化経験
5 普通選挙法と治安維持法
第6章
恐慌下の既成政党と無産勢力
1 歴史の裂け目
2 既成政党と無産政党
3 緊縮・統帥権干犯・恐慌
4 恐慌下の社会運動
おわりに――「満州事変」前後
あとがき
参考文献
略年表
索引