ネットワークを勉強する手始めに

「これならわかるネットワーク」





ブログで紹介されていたので衝動買いしました。書評にあったようにネットワークの初学者にとって必読の一冊だと思います。インターネットの「歴史」が手始めにあって興味をそそられつつ読むことができます。値段も税込で924円とかなりの値ごろ感。技術的な解説も初学者を意識して丁寧に書かれています。
自分がネットワーク関連の本で一番手始めに買ったのがオーム社の「マスタリングTCP/IP 入門編」で、こちらも「歴史」について紙面が割かれているのですが、その他の大部分はネットワークエンジニアを目指している人向けの入門編という感じで値段もそれなりに税込2310円です。
ネットワークに興味があるけれど専門用語の羅列ばかりでとっつきにくいのはイヤという人はやはり「これならわかるネットワーク」は良いと思います。
以下目次です。ブログコンテンツの品質向上と著者への感謝をこめて。(デザインを整えるのも一苦労なんですよね。。コツコツとやってきます。)ちなみにこの目次デザインも紹介ブログからのコピペ(若干いじってます。)です。


第1章 ネットワークとは?

日常生活のなかの「ネットワーク」
ネットワークとは「点と線の集合」
ネットワークと情報交換
意図電話−シンプルな通信ネットワーク
通信ネットワークその1−郵便
通信ネットワークその2−電話

第2章 インターネットはなぜ生まれたのか?

インターネット誕生の背景
ポール・バランのアイデア
銀河系間ネットワーク
パケットの誕生
初のパケット交換ネットワーク
ARPANETにむけて
ARPANETでのパケット交換開始
ARPANETデモンストレーション

インターネットへの舵取り
第3章 インターネットの約束ごと、TCP/IP

ブロードバンドの2つの通信方式
プロトコルとは?
インターネットの約束ごと:TCP/IP
TCP/IPと階層構造
メールの送受信−アプリケーション層
仮想回線を生み出す−トランスポート層
ネットワーク同士をつなぐ−ネットワーク層

配送手段を提供−リンク層
リンク層の主役、イーサネット
デジタル信号を管理−物理層
階層構造のメリットとエンド・ツー・エンドの原則
第4章 インターネットの郵便番号、IPアドレス

識別子としてのIPアドレス
ルーティングと識別
IPアドレスにおけるホスト部とネットワーク部
IPアドレス割り当て

クラス別IPアドレス割り当ての行き詰まり
可変長サブネットマスク
経路集約の問題点と次世代IPへの要求
ネットワークアドレス変換

第5章 情報のバケツリレー、ルーティング

ルーティングとフォワーディング
インターネットにおける透過性
もっとも単純なルーティング、静的ルーティング

動的ルーティングへの要求
RIP−ディスタンスベクター型ルーティングプロトコル
RIPによるループ
ディスタンスベクター方式からリンクステート方式へ
ダイクストラアルゴリズム
OSPFは万能か?
ドメイン間ルーティング
ドメイン間ルーティングプロトコルのスタンダード、BGP
プロバイダの拠点、IX

第6章 インターネットの電話帳、DNS

DNSはなぜ必要か
名前変換の原則
インターネット初期の名前解決:HOST.TXT
集中から分散−HOST.TXTからDNS
分散とドメインツリー
名前が解決されるまで
端末での名前解決機能−リゾル
DNSとルーティング

リソースレコード
DNSの光と影
第7章 インターネットの渋滞とTCP

インターネットの渋滞とは?
TCPの役割
仮想回線の生成・遮断−接続の確立と終了
TCPによる高信頼性の提供
輻輳制御
TCP高速再送アルゴリズムと高速リカバリアルゴリズム

渋滞を自律的に回避するTCP
第8章 インターネットのこれから

4つの疑問の回答
インフラとしてのインターネット
インターネットの課題とこれから