村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」で気になるくだりを思い出したので開いてみたら一発でドンピシャリ。以下引用。

..いずれにせよ、僕はそのようにして走り始めた。三十三歳。それが僕のそのときの年齢だった。まだじゅうぶん若い。でももう「青年」とは言えない。イエス・キリストが死んだ歳だ。スコット・フィッツジェラルドの凋落はそのあたりから既に始まっていた。それは人生のひとつの分岐点みたいなところなのかもしれない。そういう歳に僕はランナーとしての生活を開始し、おそまきながら小説家としての本格的な出発点に立ったのだ。

世の中にリストラがあふれ始めて、きっと分岐点に立たされている人が多いであろうことは容易に想像できる。だけれども何かを始めるにあたって遅すぎるということはないんだと思う。
禁酒を元旦から継続できていて、集中力の高まりを日々感じている。今年はブレイクなるだろうか。