いい社長だなー。。

リクナビについてたブクマより。昔ながらの下請け会社の人情味あふれる社長さん。こういった人たちが社会に適応できない層のバッファになってくれていたんだろうけれど、今はかなり少ないんだろうな。「世話してやってくれないか」の大人の一言で救われるんだからなぁ。。

原君、どこ行ってもうたんや・・・
5年前に入社した原君は、全然仕事をしません。
履歴書には、うちには勿体ないような経歴が書かれていたので採用しましたが、
ふたを開けてみたら、タバコを吸いに出たらいつまでたっても職場に戻ってこないし、
お願いした図面を一ヶ月かかっても描き上げることができないし、
製品テストを任せてもいい加減でお客さんから大目玉を食らうし、
全く困ったもんなんです。
でもね、もう50を過ぎる彼を首にしてしまったら、
次に雇ってくれるところはないんじゃないかと思って、我慢しています。

▲ この日も原君は行方不明。何度言っても懲りない原君に社長も頭を悩ませています。


そんな彼ですが、ハードはまるっきりだめでも、
実はソフトを任せたらピカイチってことに最近気付きました。
根気よく使っていれば、長所が見つかるもんです。

このように、うちはエリートの集まりではありません。
取引先の社長から、「この子、加藤さんとこで世話したってくれへんやろか」と
頼まれて仕方なく採用したり、公募で採用しても原君のような人しかきません。
それでも、それぞれの長所をうまく活かしてやれば、
大手にだって負けないすごいもんが作れたりします。
伊丹にあるこんな小さな町工場に、
シャープさんなどの案件が
持ち込まれるのは、その証拠です。

今回も、すごい人は望んでいません。
原君よりも仕事ができれば、御の字です。
でも、期待はしています。
あなたに、うちの会社の将来がかかっているんですから。